トランペットやトロンボーン、ホルンなどの金管楽器は、唇をふるわせて音を出します。
金管楽器の吹き口に唇を押し当てるので、ブラケットが押し付けられて痛みが生じてしまいます。
またクラリネットやサクソフォン、フルートなどの木管楽器は吹き口を上の前歯にあてて、下唇を巻き込むようにしてくわえるため、歯と楽器の間に下唇が挟まれてしまい、ブラケットに押し付けられて痛みが出ます。
いずれも吹き口をくわえることで矯正装置を圧迫するために痛みを感じるのです。
さらに矯正装置を装着することで舌の動かし方が変わり、音色が変化したり、音が出しにくいと感じるかもしれませんが、歯科矯正中だからと言って吹けなくなるわけではありません。