矯正器具の1つプラスチック素材は、セラミックやサファイアなどと比べて比較的費用が安く済むのが特徴です。
また目立ちにくい質感の矯正器具なので、歯科矯正において治療を知られたくない患者さんに選ばれる傾向です。
ただし、プラスチックの特性による着色は避けられませんから、コーヒーやカレーを好む人にとってはあまり向かないといえます。
更に摩耗に弱いデメリットもあるので、歯ぎしりや強い噛み締めが気になる場合も、やはり歯科矯正で用いるのは難しいです。
短期間で摩耗が発生するケースだと、何度も調整や付け直しが必要になってしまい、結果として治療期間が延びることになります。
その為、費用に優位性があっても治療が長引けばデメリットに変わってしまうので、プラスチックが最適かどうかよく考えて選択することが大事です。